「日和?どした?指でも切ったか?」

「えっ?…」

そう和人が聞いてきたのも無理はない。私は泣いていたのだから。

けど私は咄嗟に言い訳を作った。


「あぁ、ごめんごめん。大丈夫、切ってないから。和人が切ってるタマネギが目に染みて、目痛くってさ、ハハっ」

「何だよー、ビビるじゃんかー」


ごめんごめん!と言い誤魔化せた。

危なかったー、ビビったのは私も同じだし



そして少しして…


「出来た!」

「まじで!?やったー!」

私が自分のと和人のお皿にご飯を入れ、和人かルーを入れた。

そして、冷蔵庫にあったレタスやパプリカなどを、切って盛るだけの簡単なサラダ、それもテーブルの上に運んだ。


「食べていい!?」

と子供みたいに無邪気な顔で聞いてきた。

「どーぞ!」

そして2人で声を揃えて

「「いただきまーす!」」

と大きな声で言った


「うまっ!」

「あたりまえじゃん!二人でつくったんだから!」

「だなっ!」

和人はその後もうまいうまいと言いながら、カレーもサラダもバスバク食べた

私が先に食べ終わり、和人は2杯おかわりをし、食べ終わった。