ベースの弦は太いから少し弾くのは大変だ。
でも生まれる音が痺れる低い音で癖になってやめられないんだ。

「~~♪、~♪」

練習をしつつ、帰っていった綾斗に想いを馳せる。

もう、キスはしたのかな?
綾斗は本当に椎名さんが好きなのかな?

君は僕の心を離してくれないね…
帰っていった二人の姿が頭から離れないよーー