「ごめん。どうしようもなく会いたくて!」

川田はナミに抱きついた。

ナミもされるがままだ。

川田はナミの身体中をまさぐりだした。

ナミも少しづつ声を荒げだした。

少しして、
「もう、帰る。後は任務が終わってからね」
とナミのアバターは一方的に消えた。

「ハー」
川田は大きくため息を吐いて、諦め、スボンを履いた。


通信室では、先任士長が川田の帰りを待ち構えていた。
「大丈夫か?顔が真っ青だぞ!……昼飯は食ったのか!」
見る見るうちにやつれてきている川田を凝視している。

「いえ朝から何も、何とか大丈夫です」
川田は椅子に座り、ヘッドセットをつけた。
「フー、きつい」
と細くつぶやいた。