れむが腕時計をみながら言う。れむはこんな時でも冷静だ
「走ろーー!」
私を先頭に校舎へと猛ダッシュする。

「あははっ みんな遅い〜笑」

七海がいつのまにか私よりずっと前にいる。

「七海は相変わらず足はやいねー」
私が羨ましそうに言うと

「そんなことないって!それに美々だって速くなったじゃん 追い越すの大変だったんだよ〜?」

七海はさりげなくフォローしてくれる。

「そっかな えへへ笑」

やっと七海に追いつき呼吸を整えていると七海が水をくれた。

「美々ー 七海ー 時間やべーぞ」

裕介の声が聞こえてくる。

「キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン...」