ピッピッピッ


藍歌「先生。玲花は・・・」


先生「腕を深く切ってここに来るのが遅かったら出血多量で死んでたかもね。でも今は大丈夫。」


紫月「不幸中の幸いってゆーやつだね。」


滲「俺らは桜欄の事調べてくる。」


龍空「瑠希、俺らはどうする。」


瑠希「家も無いもんなぁ」


藍歌「家がないの!?」


紫月「何しでかしたの?」


ガラッ


玲花母「藍歌!」


藍歌「お母さん。」


玲花母「あら?紫月ちゃんに第三高校の子?」


紫月「お久しぶりです。おばさん。」


龍空「初めまして。玲花の友達の城東龍空です。」


瑠希「初めまして。俺も玲花の友達の鋪根瑠希です。」


玲花母「初めまして。玲花の母です。」


凛空「おかあしゃん!れいかねーたんは?」


玲花母「ベッドでおねんねしてるよ。」


凛空「しょーなんだ!あ!しじゅくねーたん!あれ?おにーたんたち誰?」


紫月「久しぶりー!大きくなったねー!」


龍空「玲花ねーちゃんの友達の城東龍空って言います。」


瑠希「俺も玲花ねーちゃんの友達の鋪根瑠希って言います。」


凛空「りくにーたん!るきにーたん!私はねぇ!しゃかがみりんかてゆーの!」


龍空「凛空ちゃんだな。よろしく。」


凛空「りくにーたんはれいかねーたんのかれししゃんなの?」


龍空「ん?違うよ。」


凛空「じゃあるきにーたん?」


瑠希「俺でもないよ。」


玲花母「藍歌。あんたちょっと休んだら?」


藍歌「大丈夫大丈夫!」


玲花母「顔色悪いわよ。ここはみとくから休んできな」


藍歌「ん。分かった。」


玲花母「凛空も昼寝の時間だから連れて行ける?」


藍歌「ん。行けるよ。」


玲花母「信号無視の車には気をつけてね。」


藍歌「分かってるよ」


ガラッ


玲花母「龍空君と瑠希君だっけ?貴方達第三高校よね?」


龍空「はい。」


玲花母「なんで入ったの?」


龍空「俺も瑠希も30年前の出来事に憧れて入ったんです」


玲花母「自慢になっちゃうかもなんだけどね。
私も実は第三高校に行ってたんだ。30年前にね。
桜の木事件も私がしでかしたの。」


龍空「マジっすか!?」


玲花「っ・・・。」


玲花母「この話はまた今度ね?大丈夫?玲花」


玲花「お母さん?あれ?藍歌は?」


玲花母「凛空と家に戻ったわ。」


玲花「そっか。よっと。」


龍空「動くなって!」


玲花「動かないと落ち着かないの。」


玲花母「分かったわ。」


プルルルルル


玲花「瑠希、スマホ取って。」


瑠希「はい。」


玲花「ありがとう。登録してない番号・・・。誰だ?」

ピッ


「もしもし。」


[あ、坂神藍歌さん凛空さんのご親族でいらっしゃいますか?]


「はい、そうですが。あなたは?」


[申し訳ありません。私、南市立病院の院長なのですが。
藍歌さんと凛空さんが信号無視のトラックにひかれて今病院に送られてきたのですが即死でした。]


「え?そく、し?」


[はい、なので今すぐ南市立病院まで来ていただいてもよろしいですか?]


「わかり、ました。今すぐむかいます。」


プツッ


玲花「お母さん、龍空、瑠希。」


玲花母「誰からだったの?」


ガタッ


龍空「玲花!?」


玲花「藍歌と凛空が・・・」


瑠希「藍歌と凛空ちゃんがどうかしたのか?」


玲花「トラックに・・・信号無視のトラックにひかれて・・・即死って・・・。」


玲花母「藍歌と凛空が!?」


玲花「龍空、瑠希、連れてって。お母さんは紫月先輩に、伝えて。」


龍空、瑠希「分かった。」


玲花母「え、えぇ。」