「っ・・・。どこだ?ここ。」


くっそー。殴られたところまだいてぇし。
てか誰だよ。風牙の事ウチって分かんの。
しかもあの声は男・・・。
龍空か瑠希か冬凱。誰だよ・・・。
まず藍歌にlimeしよう。


ピッピッピッ


ピロンピロンピロン


藍歌返事はえぇな

【え?紫月と冬凱と第三高校の人まだ一緒にいるよ?】


はぁぁぁあ!?
とにかく電話!


プルルルルル


[もしもし〜?]


「ちょ、藍歌。冬凱と第三高校の人達いるの!?全員!?」


[うんー。かわってあげよう!紫月ー。冬凱ー。第三高校の人達ー。玲花がー。]


紫月[どうしたの?]


玲花「あ、紫月先輩ですよね。協力ありがとうございます。次代わってください」


滲[どうした?玲花]


玲花「この声は壁だよな。」


滲[壁ってゆーな。滲って呼べよ。]


玲花「はいはい。次代わって。」


槐[もしもし〜?玲花ちゃん??どうし「槐だね。分かった。はい次」えー]


藍[どうした?]


玲花「藍だったよね。分かった。次代わって」


桐璃[よぉ!]


玲花「次。」


桐璃[ひどっ!]


玲花「次。」


龍空[よ、お。]


玲花「龍空だね。あと一人・・・瑠希は?」


瑠希[なに?どうした?]


玲花「全員いるじゃん・・・。どうゆうこと?」


藍歌[ちょっと貸して!玲花!今どこにいるの?]


玲花「知らん奴に拉致られた。」


藍歌「はぁぁあ!?ちょ、limeでGPS送って!今すぐ行くから。」


玲花「じゃ、きるわー。」


プツッ


ピッピッピッ


ピロンピロンピロン


【今からそこに行くから!待ってて!】


藍歌。喧嘩出来んの?


・・・


ドガンッ


「なにごとだっ!?」


男の声が聞こえたぞー。


しゃーない。ひと暴れすっかー



ガンッ


ドガンッ


「こんな狭い所に良くも閉じ込めてくれたねぇ?」


パキッ パキッ


「風牙、さん。」


「藍歌。ひとりで来たのか?」


「紫月と冬凱と第三高校の人等も」


「ま、邪魔だから。どっか座っとけ。」


「でも!」


「世界一なめんなよ?」


「はい。」


「さてよー。誰か知んねぇけどテメェ等風牙を拉致って何をしようと?」


「世界一を取るために。テメェを殺す!」


「そうか。ならこっちも本気でいかねぇとな。」


「よせ!玲花!」


「外野は黙っとけ!」


パキッ パキッ


「っし!そっちから来い!最近体鈍ってるからいい運動になる事を願うわ。」


「テメェっ!!!!」


シュッ


「まずは準備運動。」


シュッ


シュッ


「遅い。なんなの?ウチの準備運動出来ないじゃん。全く」


ドスッ


ガンッ


「ぐっ・・・!くそっ!」


「言っとくけど。これでもウチは世界一だから。」


ガッ


「さ、今すぐ殺されるか聯合みたいに重傷で病院送りされるか。どっちがいい?」


「くっ・・・。ぐぁっ!」


「ったく。話になんねぇなぁ。」


ドサッ


ドスッ


「もっと強くなってから世界一獲るって言えよ。かすいのにでしゃばんな馬鹿が。」


「ぐっ。らぁぁぁあっ!」


ザシュッ


「って!ふふ・・・。カスにしちゃ結構体力あんじゃねーか。でもここで終わりだ。桜欄 オウラン 。」


ドガンッ


ガンッ


ドサッ


玲花「くっそー。いってー。ナイフは反則だわー」


藍歌「あぁぁぁあ!玲花!大丈夫!?」


玲花「余裕余裕!」


藍歌「血、いっぱい出てる。」


玲花「あ?こんなのすぐ止まるから大丈夫。
ま、出来れば清潔な布が欲しい」


紫月「待って!うち持ってる!」


玲花「紫月先輩流石っす!」


ギュッ


玲花「っ!久しぶりにこんな痛い思いしたわ。」


藍歌「うわっ!血が!すごい出てるよ!」


玲花「大丈夫!出血多量で死んだら豪華なお葬式してね〜。」


藍歌「そんな不吉なこと言うんでない!」


玲花「すんません。」


紫月「ウチの家病院だから行こう!」


玲花「うん。」


龍空「おい。おい!顔色マジで悪いぞ。」


瑠希「血も全然止まらない。きっと深くやられたんだと思う。早く病院に行かねぇとこれはマジで死ぬぞ。」


玲花「大丈夫。大丈夫。」


滲「おい!玲花!早く連れていくぞ!」


槐「でもバイクでは無理だよ!その状態じゃ力が入らない。」


玲花「世界一なめんなって!バイク位乗れるわ」


紫月「とにかく行こう!」