「それで、あんたこそ何してんのよ!?」

「俺は、遅刻して今来たとこ

怒られるのめんどくさいし、そこら辺で暇つぶしとこうかなって思ってたら頭おかしい人を発見したところですけど?」

ニヤッ、一瞬見せた微笑みがとてつもなく怖かった

なんなんだ、コイツ‼ 王子様どころか悪魔だよ!

「頭おかしい人って何よ!?
私はいたって普通の女子高生ですけどぉ~」

「ふーん.....あっそ

そうは見えないけどね」

むかつくぅーーー!!!!!!!!

フンッ もういいもん‼

「俺には、なにしてるか答えさせておいて自分は言わないつもり?
やっぱ頭おかしいじゃんか」

くっそぉー……

「私は、遅刻したわけじゃなくて…何ていうか、体育館の場所がわからないと言いますか……その……迷ってしまって」

自分の馬鹿さがはずかしくてしどろもどろ

「フッ……

やっぱバカだ

おもしれー 」

わ、笑った……

なんとも神秘的な……

「って、バカっていうなぁー‼‼‼‼‼‼‼‼」