そんなある日、靴箱の中に手紙が入っているのが見えた

放課後、家庭科室に来て

という内容



誰からかは分からなかった


「そんなのあんまりヒョイヒョイ行かない方がいいよ

やめといたら?」

咲水はそう言ったけど、私に用があるんだし、私が行かなきゃ相手もかわいそうじゃん?


結局、家庭科室に足を進めた(家庭科室に行くまでに何度同じ道を通ったか(笑))







家庭科室に入ると、派手めな女子数名が立ってこっちを睨んでいた

「あのぉー、あなた達が私を呼んだんですか?」

「あんたねぇ、あんまりふざけるんじゃないよ!!
あの、星真王子があんたなんかのブス相手にするわけないでしょ!?」

真ん中にいたスタイルのいい女の子が一気に叫んだ

「これ以上、星真王子に近づかないで!」

それだけ吐き捨てると、スタスタと出ていった

私、そんなに星真くんに近づいてたかな?

私が星真くんに近づく事で嫌な気持ちをする人がいるということを知って、少しどんより……

そしてなぜか、胸が痛くなるのが不思議だ…