チャイムが鳴ってテスト終了


深くため息をついた


こんな事なら、もうちょっと勉強しとけば…

星真くんの方を見ると、安堵のため息をついているようだ

いいなぁー……


「どうしたの?琉奈

なんかあったんでしょ?」

咲水はすぐによってきた

屋上に行って二人でお昼ごはんを食べる

「べっ、別に何でもないよ‼」

「ふ~ん、この私に隠しごとをしよう……だなんて考えてないよね?」

……うグッ

さすが親友 隠し事が出来るはずがない

すべて星真くんとの事を話した

「なーんか様子がおかしいと思ったらそういう事だったのね

二人で仲良く遅刻してから、そんなに距離が縮まるとはねぇ」

「なんか途中、胸が苦しくなるの

キューって誰かにつかまれるように

それも、咳をしても深呼吸しても座ったり走ったりしても治らなくて....

病気だったらどうしよう」


最近、悩んでいたことを咲水に打ち明けてみることにした

「あぁー、それは結構重症みたいね」

「ぇ……、死にたくないよ~」

嫌だよ、まだ生きていたいよー…
涙目になって咲水にしがみついてみると、呆れたように鼻で笑われた

「違う、恋の病

自分で気づくまで私は応援し続けるから

とりあえず、命に別状はないよ」

「良かったぁ~」

それにしても、恋の病……?

まぁまぁ、命に別状がないなら安心安心