片道切符





放課後、
私と友達の真由は帰りに
駅ビルの中の雑貨屋に寄っていた。


「見て!ラッピング用品めっちゃある!」


たくさん並べられた可愛い包装紙や、
カラフルなリボンを指差して真由が言った。

「ほんとだね。まあもう12月だし。」

「クリスマスだし、その次はバレンタインだもんね〜…。」

「そうだね…。」

私と真由の声のトーンが少し下がった。
私も真由も、今まで彼氏がいたことがなく
こういう行事には正直縁がない。

「玲奈、そういえばその【先輩】には
彼女いるの?」

「…そんなの知ってるわけない〜!」

「あらら。」