挟まれヒロイン

「俊くーん!これタオル使ってー!」

「ドリンク作ってきたのー!」

キャーキャー女の子たちの大群が俊くんを取り囲む。

一方私は何もできずに、その大群から一歩引いて見守っている。


「沙織ー…、あんたそんなんでいいの?
俊くん取られちゃうよ?」

また呆れたように五月ちゃんに言われるけど…

別に私は何かを用意しているわけでもないし、
あんな大群に向かっていける勇気もないし…

そう考えながら何もできずに立ち尽くしたままでいると…