挟まれヒロイン

「あのー…」

そんな私に遠慮がちに話しかけてくる俊くんの声に少し驚いて「は、はっふぁい!」声が裏返る。


は、恥ずかしい…。


すると俊くんは、ははっと笑って
「さっきはぶつかってすいません!」
と、言った。

「わ、わ、私の方こそ、ちゃんと見てなくて…
本当にごめんなさい。」

と言って勢いよく礼をしようとした時、思わず足がつっかかって体が前のめりになった。

あ、こける…!



そう思って私はぎゅっと目をつぶったのだけど…