「ねえ亜美、今週の日曜日空いてる?」





未菜はケータイの電源を切ってからそう聞いた。




「えっ?!うん…。」



よかったーー。
そう言って未菜は笑った。




「夕斗も日曜日空いてるから遊ぼーって言ってみたの。
……やっぱ二人きりだと恥ずかしいから…。」



永原くんに聞こえないように小声でそう言う。




「…いいよ。」



わたしはそう答える。
ちょっと…いや、かなり心臓がちくりとする。