『やっぱずるいなー、アイツ。』 恋をしたら可愛くなれるなんて嘘だと思ってた。 けど、頬を赤くした未菜を見て素直に可愛いと思った。 ーわたしだって好きだよ 永原くんのこと、わたしだって好きだよ。 でも (負けた…。) そう思った。 わたしと未菜なんか比べ物にならない。 それは誰でも分かる事実であった。