「ねえねえ聞いてよ亜美ー。」




そう言ってひょこひょこと来る『可愛い』子





わたしの親友、未菜だ。





学校の10分休みの教室で、未菜の茶色っぽいボブが風で揺れる。





(…かわいいな。)





女のわたしでも、キュンっとなる。