同じ時に生まれていたのなら(仮)


今の光景絶対馬鹿だと思われたよ…

大基くんは安定の無表情。大基くんここは笑ってくれ…

恥ずかしくて顔を見れないまま前髪についた絆創膏を剥がして渡す。

「オネガイシマス…」

「あ、はい」

下を向いて前髪を持ち上げる。

「もうちょっと上げてもらっていいっすか」

「あ、うん、ごめんね!」

ついでに横髪も耳にかける。

大基くんの指がおでこに触れてドキッとする。

なんか、この光景素敵かも……と、待てよ?

何か忘れている気が…

「…あーーーー!」

思い出した!!!