諒太はあの子が好きだったのかな。
でも、あの子可愛いし、テストの点数も上位にいるし…。
考えるだけで
今までなかった不安が押し寄せてくる。
走ってきたせいなのか、あの現場を見聞きしたせいなのか、バクバクする。
ひかりを見ると
青ざめた顔のまま。
でも、ひかりは話を切り出した。
「そんなわけないよね、諒太くんは遊びで言ったんだよね……。」
まるで、自分に言い聞かせるみたいに。
というか、
言い聞かせてたのかもしれない。
「そ、そうだよね。なんか変だね。これじゃまるで、諒太が好きみたいだ。」
と、共感すると
「れ、れれれれれ恋愛対象としてだよね!?」
と、手首を掴んで詰め寄ってきた。
目をかっと開き、問いただそうとしている。
「そうだけど、今まで幼馴染しか考えてなかったから…。」
ひかりは、ハァッと息を吐いて
「よかったー。私ライバルだと思ってたよー。」
ん。
ライバル?
「ひ、ひかりは諒太のこと好きなの?」
「そうだよ。一目惚れなの。」
顔を赤らめながら、そう答えるひかりはあまりにも可愛くて。
私が男子だったらこの場で告白してるかもな。
その後に教室に諒太が戻ってきた。
あの子と一緒に。
その時のひかりは
机にうつ伏せていた。
寝ているように見えるかもしれない。
けど、そう見えるだけで
いま、むちゃくちゃ頑張ってる。
頑張れ、ひかり。
いまは我慢するんだ。
でも、あの子可愛いし、テストの点数も上位にいるし…。
考えるだけで
今までなかった不安が押し寄せてくる。
走ってきたせいなのか、あの現場を見聞きしたせいなのか、バクバクする。
ひかりを見ると
青ざめた顔のまま。
でも、ひかりは話を切り出した。
「そんなわけないよね、諒太くんは遊びで言ったんだよね……。」
まるで、自分に言い聞かせるみたいに。
というか、
言い聞かせてたのかもしれない。
「そ、そうだよね。なんか変だね。これじゃまるで、諒太が好きみたいだ。」
と、共感すると
「れ、れれれれれ恋愛対象としてだよね!?」
と、手首を掴んで詰め寄ってきた。
目をかっと開き、問いただそうとしている。
「そうだけど、今まで幼馴染しか考えてなかったから…。」
ひかりは、ハァッと息を吐いて
「よかったー。私ライバルだと思ってたよー。」
ん。
ライバル?
「ひ、ひかりは諒太のこと好きなの?」
「そうだよ。一目惚れなの。」
顔を赤らめながら、そう答えるひかりはあまりにも可愛くて。
私が男子だったらこの場で告白してるかもな。
その後に教室に諒太が戻ってきた。
あの子と一緒に。
その時のひかりは
机にうつ伏せていた。
寝ているように見えるかもしれない。
けど、そう見えるだけで
いま、むちゃくちゃ頑張ってる。
頑張れ、ひかり。
いまは我慢するんだ。

