『なーに、たそがれてんの?』




俺が自分の席で頬杖ついて
外を見てると



『別に。』



マオ
友達の真生が話しかけてきた。






『なんかあったー?…あ!分かった
あれだろ?可愛い親友が唯に
取られたからだろ?』



『ち、ちがうし』




うっわ〜。


こえーこいつ。
なんで分かっちゃうんだよ〜!




『最近よく2人でいるよな。
前は翔と陽菜ちゃんっていう
2セットが当たり前だったのに
…あ、ごめん。』



多分今の聞いて俺、
すっげー機嫌悪そうな顔してた。


自分でもわかるもん。
ムスッとしてたって。