ふと顔をあげると もう時計は お昼休みの時間をさしていた 「莉子、 きょうは食堂? お弁当? 」 萌の可愛い声に頭が起きていく 「あー、うん。 食堂かな 」 眠たいような声が自分の頭に響く 答えを聞いた萌は りょーかいと言って笑い、 自分のお弁当を持ち わたしへと手を伸ばす 「それじゃいこ ! 席取らなきゃ 」