提出物を出し終えた2人は喋りながら歩いていた。


靴箱の所まで来たので私は


「じゃ花怜、また明日ね!」


と言った。


「はーい。デート楽しんで来なよー!」


からかうような口調でひらひらと私に手を振る花怜。


「だーかーら、蓮とはそんなんじゃないってば。」


「優月ってば、照れちゃって〜。おっ!あそこに月島いるじゃん。なら、私はお邪魔みたいなんでそろそろ帰りまーす!」


そう言い残し、花怜は帰って行った。


「もう!花怜ってば。」