君が笑うとき

何分か歩くと目の前には広い公園が見えてきた。


…あそこなら日陰もあるし、ちょうどいいかあ


俺は公園に入り、木の下に入った。


木漏れ日がほどよくさしていた。


「ねむ~…」


俺は急に眠りを誘われ、目の前にあった木に寄りかかった。


そこは心地よくってすごく落ち着いた。


翔太、今頃何してんだろうな…


あのぶりっこ女に何か言われてんのかな?


俺は軽く口元をあげると、頭がボーっとしてきてそのまま寝てしまった。



…麻由


俺とお前はここで出会ったんだよな


今でもあのときの気持ちは忘れないよ―――…