君が笑うとき

するとケツのところで何かがかすかにあたる。


ケツのポケットに触れると、あの「ネックレス」があった。


それを触ると同時に俺の緊張はさらに高まる。



渡すべきか…


渡さないべきか…



判断に迷っているときに、翔太の言葉を思い出す。


『渡してきなよ!きっと喜ぶから』


俺はその言葉をかみしめ、ネックレスを手にとった。


「…なあ」


「何―?コウくん」


麻由は絵筆をバケツで洗って、絵の具をさらにまた出している。


…なんでこんなのを渡すのに緊張してんだ?


俺は恥ずかしい気持ちをおさえながら言った。