君が笑うとき

「すごくキレイ…」


「うん…」


俺たちは夢中で花火を見た。


「ねぇ、花火ってなんで色ついてんの?」


麻由が俺に聞いてくる。


「…そんなこと、バカな俺に聞くなよ」


「だよね~」


あはは、と笑いながら俺たちは花火を見続けた。


花火を見てるときも、俺たちは手を握り合っていた。


きっと俺は花火よりも手のほうが気になってたんだ。


麻由の手は俺の手よりずっと小さくて、


こいつは身長も、手も小さいんだなって改めて思ったよ


俺はさらに麻由の手を強く握った。


この時間だけは


俺の顔が赤くなっても


麻由は花火に気をとられているから大丈夫だったんだ…―――――