君が笑うとき

すると麻由は俺に話しかけてきた。


「コウくんって絵、描いたことあるの?」


「はぁ?…俺だって、絵くらい描いたことあるよ」


こいつ、俺をバカにしやがってぇ…


…まぁ、実際バカなんだけど(笑)


ムッとして俺は漫画を左手に持って、右手には絵筆を持った。


紙にサッサと描こうとしたけどなかなかうまく描けず、フニャフニャな絵になってしまう。


「うぇ。キモぉ…」


俺は口を押さえながら言う。


でも麻由は手をたたきながら俺の絵を褒めてくれた。


「うまいじゃん!」


「あ~…はいはい、お世辞はいらないデスヨ」


「お世辞じゃないってっ」


麻由は笑いながら、いじける俺の背中を叩いた。