「なんでぇ~。学校は楽しいよ?女の子の足見れるしさあ♪」


そう言って俺の腕を引っ張るのは、親友の山西翔太。


俺は当たり前に中卒で働こうと思っていたけれど、翔太にとめられ仕方なく高校へ行くは
めになった。


まあ、俺が行けるくらいの高校なのだから、行っても意味がないと思うけど。


そう「学校は楽しい」と言っている翔太だって、毎年出席日数はギリギリ。


ほとんど遊んで暮らしてたと思う。