君が笑うとき

「あたしね、今もほとんど目が見えないの。だから明日、海外に行って目の手術しにいってくることになったんだ」


「そっか…」


だから、白い杖を…。


俺は少し胸が痛くなった。


「コウくん、あたしが帰ってくるまで待っててくれる?」


「あたりまえだろ。俺はずっと待ってるから」


そう言って、俺は麻由の頭を撫でた。


麻由は嬉しそうに微笑み、


「ありがとっ」


と言った。