君が笑うとき

「ごめん、迷惑だったよな。今、片づけるから」


そう言って俺は自分に覆いかぶさっている荷物をゆっくりどかした。


ガタガタと荷物が雪崩のように落ちていく。



「ホント、ごめん…」




また自分で言って、自分を苦しめる。


「そんな…っ!・・・。」


麻由は口ごもり、黙ってしまった。


あぁ…やっぱ、嫌だったんだな


俺は軽く目をつむった。



胸に麻由の悲しい表情が突き刺さる。


でもこのまま心がグチャグチャになって君を忘れてしまったらどんなに楽だろう。


そう思うと、俺は麻由から目を離さなかった。