君が笑うとき



莉……加?


昨日と同じ光景だったんだ。


「おい!お前何してんだよ!」


俺は莉加のところまで走って行きずぶ濡れになっている彼女を傘に入れた。


雨に濡れた彼女はすごく…冷たかった。


「傘忘れたのか?」


俺は上着を脱ぎ、震えている莉加に着せると首を横に振った。


「じゃあどうして?」


「・・・」


彼女は答えなかった。


その瞬間…俺の手から傘が音をたてて落ちた。