君が笑うとき

「じゃあ、俺帰るわ」


俺は立ち上がって、軽くほほ笑んだ。


「…あ、うん。分かった!じゃ、あたしも帰ろうかな?あと少しで雨降るらしいし」


「え?マジ?俺、傘忘れてきた」


「あたし2つ傘もってるから1つかしてあげる!これ、あたしのお気に入りなんだよ」


そう言って、麻由は笑顔で傘を差し出してきた。


「助かった!ありがとな!」


俺は麻由から傘を受け取り、家に帰った。


このとき忘れてたんだ


携帯をそこに置いたまま忘れてたってことを


それに君が気付かなければよかったのに…