王子なカノジョと姫なカレ




私は、

何も知らずにただただ、
自分の都合のいいように考えて、


勝手に彼を悪人に仕立て上げ、

勝手に彼に怯えていた。




「拓斗…ごめんね」


「え―…?」



ぱっ、と顔をあげて困惑した表情を浮かべている君。