「あんなに優しくて笑顔が多かった母さんが目を覚まして俺を見たとき、冷たい目をして無表情のまま俺に言ったんだよ。 『あんた、誰。 ここに何の用なの、 出ていきなさい』 ってな」 「それって…」 「記憶障害だよ。 俺だけじゃなくて、他のことも忘れてる」