王子なカノジョと姫なカレ



コクリと1つ頷いて、彼は続ける


「我に帰って、
震える指で慌てて救急車を呼んだ。

そして近くの病院に入院して…。
それから暫く母さんは目を覚まさなかった」


近くにあったクッションを手に取ると、
力強く抱きしめたまま、床に胡座をかいた


「ちょっと、待ってて」

急いでリビングに行って冷たい飲み物とクッキーを持って部屋に戻る。


「はい。
良かったらどうぞ」