王子なカノジョと姫なカレ



「ほんと、変わんねーな。
この部屋も、お前も」


ふっ、と小さく笑った拓斗は伏し目がちにポツリポツリと話し出した。


「俺さ、
お前と付き合えて本当に嬉しかったし、
幸せだった」


「…なに、突然」


「いいから、聞いて。

俺は、お前をたくさん苦しめたし、
心も体も、傷付けた。
きっとその傷は今でも癒えてないと思う。
謝って許されるとは思ってない。
けど、本当に…悪かった」