王子なカノジョと姫なカレ




ぷくっ、と頬を膨らませて憤る星加を宥めていると、ふと気づいてしまった。


「最初に寝たの、星加だよね?」


すると星加は、ぴくりと体を揺らして目を泳がせた。



「し、知らないもーん」


「まぁいいや。
寝ちゃってごめんね、帰ろっか」


「え?あ…うん」


あっさりと引き下がったのが意外だったのか、星加は何度か瞬いた。