王子なカノジョと姫なカレ


「ごめん。お待た、せ…」


息を切らしながら教室に入ると、星加は私の席に座ったまま組んだ腕にタオルを敷いて眠っている。



「ん…は、る」

「星加?」



私の名前を呟いたかと思うと、星加は寝息をたてはじめた。


どうやら今のは寝言だったらしい。