「なんで手帳に書いてんの…。 しかもなんで伊達メガネなんて…」 「そこは、気にしなくていいのー! …コホン。まぁ、てなわけで姫って呼ばれるようになったんだよー」 「ふーん、なるほど。 でも確かにすごく可愛かった」 あの姿を思い出しながら深く頷くと、 星加はぷくぅ、っと頬を膨らまして私と目線を合わせる。 「そりゃ、姫は女の私から見ても可愛いけどさ… 私は? 陽は私の事、可愛いと思う…?」