「す?」


観念したのか、拓斗は耳まで真っ赤に染めて叫ぶように言った。


「好きだから…、俺はお前が好きだから!

だから心配なんだよ気付けバカ!! 」


「なっ…」



朝から堂々とした告白に、
犬の散歩をしていた女性やウォーキングをしていた男性が足を止めてこちらを見ている。