「うん。名字が庵治で、女子への対応や気遣いも王子レベルだからついたあだ名が王子なんだって~!!」 かっこよかったなぁ~ と両頬を抑える佳織をスルーして教室の窓から顔を出す。 王子、かぁ… やっぱり女の子は皆そういう人が好きなんだろうな… ぼんやりと考えていたら突然の強風に、手に持っていたハンカチがひらりと窓の外に舞う。 「あっ…!」