沈む太陽の行く先に何者かが降り立つのを目撃した一行…
一行はその先を目指す …

セプテンバー『しっかし…まぁ…見事なまでに水がひいたわね~』

エイプリル『あ~僕もう…疲れたよ…ねぇ…少し休もうょ~』

フェブラリーがエイプリルを睨み、何か言いたげに舌打ちを打つ『チッッ!!』

スサノオ『歩き始めたばかりではないか…』
エイプリル『ねぇねぇ…あっ!!そうだ!!セプ♪鳥になって僕を背負ってょ♪』
セプテンバー『ちょっとぉ~!!何で私がそんなことしなくちゃならないのよ!!』
エイプリル『だってぇ~…』
スサノオ『我々とは別の所で何者かが動いているのだぞ…』
フェブラリー『空中が一番危ない…だな…』
スサノオ『そう言うことだ』
笑いながらセプテンバーがエイプリルをなじる『だってさ…残念ね』
ふてるエイプリル『…』

暫く歩く一行…沈みかけてた太陽が完全にその姿を消す…

セプテンバー『風が出てきたわね…』
エイプリル『ねぇ…もう暑いし…もう一回言うょ!!休もうょ休もうょ休もうょ~!!』

スサノオが鞘から剣を抜く仕草をする…
またふてるエイプリル

先程まで吹いていた風が少しずつ…少しずつ強まって行く
風によって舞う砂が一行の身体にバチバチと当たり始める… 砂で視界が薄れ始めている…砂の吹き溜まりで足元もとられ…皆の体力を奪っていく…

そんな時…ふてて歩くエイプリルの身体が何かにぶつかる
エイプリル『痛っいなぁ~!!セプ!!なにするのさぁ~!!』
セプテンバー『ぇ!?私、何もしてないわよ…』
エイプリル『だって!!こ…』
スサノオ『人家だ…』
フェブラリー『仕方ない…状況が状況だ!!夜ではこの砂塵を抜けることは困難だ…ここで夜を明かすぞ!!』