卑弥呼を残し 竜宮城をあとにするシーズン一行とスサノオ…
フェブラリーは相変わらず無愛想な表情のまま…深く…何かを考え込んでいるようだ…

セプテンバーは人体へと戻り…不安そうな感じで スサノオを背後から見つめている…

一方…エイプリルはと言うと…
竜宮城での一件が嘘かの様に スサノオの周りをステップを踏みながらぐるぐる…ぐるぐると舞っている…

暫くして…スサノオがはじめて口を開く…
『果たして…汝等…行く宛があるのか!?…』
エイプリル『ん!?って…フェブ~これからどうすんの!?』
フェブラリー『歪められた歴史の爪痕…(星の記憶)…それがある場所…卑弥呼の言う(ある者達)もまた動き始めている筈だ…人の匂いがする場所を探す!!…』

スサノオ『姉さんから預かった物がある…』
エイプリル『ん!?なにこれ~?』
セプテンバー『箱のようね!?』
スサノオ『玉手箱だ!!』
セプテンバー『玉手箱!?…』
スサノオ『これを…そこの小さなおチビさんに…と』
セプテンバー『それって…エイプリルの事!?』
エイプリル『ん!?僕に~!?何だろう!?…開けてみ…』
フェブラリー『…』
セプテンバー『ちょっとちょっと…エイプリル!!!』
スサノオ『吾輩は相当信用ないんだな!?…』
セプテンバー『い…いや、そうじゃなくて…』
エイプリル『ちょっとぉ~何も入ってないじゃないかぁ~!!』
セプテンバーのスサノオを見る目がまた険しくなる

エイプリルが箱を開けてから
辺りの様子がおかしい…
セプテンバーが辺りを見渡しながら『ねぇ…ちょっと…これ…どうなってるの!?』
スサノオは冷静だ
異変に気付いたフェブラリーとエイプリルがセプテンバーと同じように辺りを見渡す
フェブラリー『水が…!!』
エイプリル『ひいていく…』
海底に沈んでいた大陸が次々に姿を現す
いままでの光景が嘘の様に世界から水が消えていく…
太陽が沈もうとしているその先に何かが降り立つのを一行は見る
フェブラリー『奴等だ!!』
スサノオ『決まりだな!!』
セプテンバー『行くわよ!!エイプリル!!』
エイプリル『えっ!?ちょっ…ちょっと…ちょっとぉ~』