不器用な恋愛




―パーンッ!!


「イケメン君!!ようこそ写真部へ〜!!」


「…へ?」


部室に入るなり,クラッカー音と有理亜の声で出迎えられた。


みんなの憩いの場だというあの子供部屋のテーブルには
大量のお菓子やら食事がならべられている。


「これ…俺のために買ってくれたんすか?」


「もちろん♪でも料理は瑠璃と私の手作り〜!ねっ,瑠璃?」


「うんっ。」


岩崎瑠璃は優しく笑った。


ま…マジで?
岩崎瑠璃が俺のために??


うわぁー!生きててよかった〜!


「ちなみにお菓子は大地が買ってきたのよ!」


藤本さんが?


俺はちらっと藤本さんを見る。