そして咄嗟に俺は顔の前で手を合わせる。
「な…んだよ宏…」
「俺の代わりに…美幸の誕生日祝ってやってくれ!!」
はぁーっと大きくため息をつく琢磨。
「お願いしますっ!」
今度は土下座。
俺マジだせぇし…
「…わかったよ。しょうがねぇな。」
「琢磨…最高だお前!!」
琢磨に思わず抱きつく。
「でも俺じゃ意味ねぇんだけどな…」
「へっ??」
今何て言った?
「今度なんかおごれよー!」
「おうっ!」
琢磨が言ってたことはよくわかんねぇけど,マジ感謝だ!!
キーンコーンカーンコーン
そんなこんなで予鈴がなった。


