「ただいまぁ〜…」 「おかえり。」 …あれ? この声は…… 「兄ちゃんっ!?」 「よっ!久しぶり。」 なんとリビングから顔を出したのは兄ちゃんだった。 「だって…帰ってくるのもっと先って…」 「ああ。会議が早まったんだ。だから予定よりも早めに来た。」 「そ…なんだ。」 久しぶりに見た兄ちゃんはさらにかっこよくなってた。 細身のスーツをさらっと着こなしちゃって… なんか別人みてぇ…。