不器用な恋愛



(い…岩崎瑠璃!!)


なんとそこには岩崎瑠璃の姿が。

なんでいんの!?


やべぇいきなり心臓の音速くなってきたし!!


ゴホンッと一つ咳払いと共にさりげなく前髪を直しドアを開けた。

「あのー…」


なんで俺こんな弱々しい声なんだよ!!


「あ!こんにちわ。突然ごめんね。」


岩崎瑠璃は申し訳なさそうに眉を寄せた。


「いや!全然っすよ!!」

(むしろ嬉しいっす!!…とはさすがに言えないが)


「よかった。」


ふわりと笑うその顔がまた可愛い。


「えっとね,来週の火曜日に写真部で親睦会しないかって。みんなで話してたの。」


「親睦会っすか?ぜひぜひ!」


「ほんと?よかった。」