俺は振り向く。 岩崎愛璃は俺の顔をじっと見た。 「望の弟の…宏くんよね?」 「…はい。」 答えると,岩崎愛璃は優しく微笑んで 「妹が部室にいるから…宏くん。会いに行ってあげて?」 と思いもよらぬことを言われた。 「俺…が?」 「うん。お願い。」 俺は,「わかりました。」と去り際に言った。 声が届いたかはわからない。 俺はとりあえず出店に戻った。