「望…。」 兄ちゃんの目が見開いた。 俺も慌てて後ろを向く。 ―あっ… そこには 「愛…璃…?」 写真なんかよりも数倍可愛らしい 岩崎愛璃が立っていた。 「愛璃…」 確かめるように 兄ちゃんはもう一度呟いた。 岩崎愛璃はゆっくりと頷き 愛しげに兄ちゃんを見つめた。 二人の歯車が,もう一度回りだした。