不器用な恋愛



「でも…」


「いいから,いいから。ほら,貸して?」


美幸の指から指輪を受けとり


ビーズの指輪を購入。


「はいっ。プレゼント。」


「あ…りがと。」


「こんなんで悪いな。
でも,気持ちはこもってるからさ♪
誕生日おめでと。美幸。」


「……っ」


―ん?


「美幸…?」


「…ないでっ」


「えっ?」


「見ないでっ…」


美幸は小さな肩を震わし


涙を流していた。