不器用な恋愛



「どうっ?似合う?」


美幸は自分の指にビーズの指輪をはめて見せた。


「おっ。なかなか可愛いじゃん。」

「ほんとっ!?」


と美幸は嬉しそうに笑った。


「でも似たようなのあるしなぁー…」


あるのかよっ!


「…でも可愛い。」


どっちだよ!


「あっ。」


「なに?宏。」


「俺,買ってやろっか?」


「…へっ?」


「誕生日祝いに。」


これじゃ安いかもだけど…


でもこれで喜んでくれるならさ?

美幸,めちゃ欲しそうだし。