当日、会場に向かってダラダラ歩いていると、

中学のときに仲が良かった森本らしき人がいた。

奇跡、か・・・?

「森本さん?」

つい、声をかけてしまった。

でもアイツは気づいていないらしい。

「知り合い?」

友達に聞かれた。

「あぁ、中学のときの同級生。
気づいてないみたいだけどな。」

あまりジロジロ見るのもあれなので、
また友達と話しはじめた。

・・・オレにとっては、

同級生ってだけの関係じゃないと思ってるんだけどな。