星の導き

あたしたちが草陰団の扉を開けるといい匂いがした


「さあ疲れたでしょ。食べな」

フウが満面の笑みを浮かべる


「お前…今度はなにを企んでるんだよ」


スグルがため息をつきながらいう


「企んでないといえば嘘になるが…まあさっさと食え」


「強引なのさー」


ベルが笑う


「それで?何か収穫はあったか」


昼ごはんを食べているあたし達を見ながらいう


「シロツメクサだけ枯れていなかった。あとは少し向こうの方まで枯れていました。この勢いだと三日後には手遅れだと思います」


ユウは少し深刻そうな顔をする


「そう」


「てかあんたしってたんじゃねーの?」


「さあね」


ルウの問いかけに不敵な笑みを浮かべる


「そこで君たちにお願いがある。女王でもジャックでもいい。なにがあったか聞いてこい」


「そんな無茶苦茶な」


あたしが反抗して立ち上がると


「タダ飯やってるんだから行ってこい」


フウは笑っていたけどその笑顔が逆に怖くて反抗できない


「行けばいいんでしょ?行けば?」


あたしはそれを振り払うかのように口調を強くして出て行く


後からみんなもついてくる


「行っちゃったわね」


「そうだね。シュリ」


「あの子達に話を聞きだせると本気で思っているの?女王もジャックも頑固だし」


「さあね。でもあの子ならやってくれる気がするんだ」


「あなたにしては確証のない自信ね」


「そういう時もあるさ。それよりシロツメクサ伝説の時はシロツメクサは一つだったが、今回は2つだ。草花が枯れていくスピードも倍になっている。俺たちもできることをするとしよう」


「それもそうね」


「後はたのんだぞ」